2次元プロットにグリッドを追加:xgrid|グラフィック
グラフのデータを比較したいとか、見やすくしたい場合には、グリッドを入れて表示させると見やすくなります。
2次元プロットにグリッドを追加するには
xgrid([style])
を用います。styleの部分にカラー記号を指定して用います。
例えば、青の線にする場合には、styleを2とすると青のグリッドが表示され、省略するとデフォルトの色が指定されます。次のようなプログラムを実行すると図を描くことができます。
1. clf();
2. x=[0:%pi/100:2*%pi]’;
3. y1=sin(x);
4. y2=cos(x);
5. xgrid(2)
6. plot2d(x,[y1 y2]);
5行目のようにxgrid(2)とすると、青のグリットが追加され、図のようになります。
6行目ではxを基にしてy1,y2のグラフを描きます。
SciNotesを開きプログラを記載すると、図のようになります。
このように記載したならば、メニュー画面で実行をクリックすると
「ファイル実行(出力あり)」
をクリックします。実行するとscilabの画面が図のようになります。
sin、cos のグラフが表示されます。
グリッドが表示されメモリーを見ながら比較がしやすくなります。
グラフにグリッドを付けて見たい場合や、不要な場合もありなので、時と場合によって使い分けると良いかと思います。
関連記事
-
-
関数のオンライン定義 deff を使ってみる!
関数のオンライン定義を用いると、数式だけを呼び出して計算ができます。 関数 fu …
-
-
高速フーリエ変換 FFTの計算
高速フーリエ変換 FFT の計算を行ってみます。 フーリエ変換は雑音を含んだ …
-
-
ifによる分岐と関係演算子・論理演算子
繰り返し処理に if による分岐と関係演算子・論理演算子 を用いることにします。 …
-
-
複数の色を用いてグラフを描く plot2d
ヒトツノウインドウにラインの色を変化させて、数個のグラフを重ねて表示することにし …
-
-
小数点以下切り捨て floor|scilab入門
小数点以下を切り捨てる場合に:floor を使います。 例として 1.523 …
-
-
行列の積|scilab入門
今回は行列の積について実際に計算してみました。 簡単な計算でも実際計算してみない …
-
-
3次スプライン補間 splin について!
計測したデータを補間して表示させたい場合には、3次スプライン補間 splinを用 …
-
-
ゼロ行列や定数行列を作る |scilab入門
ゼロ行列や定数行列を作ることにします。 ゼロ行列:zeros 定数行列:on …
-
-
複素行列の作り方|scilab入門
複素行列の作り方についてです。 複素数とは a + bi 、 ここで a,b …
-
-
余りを求める modulo |scilab入門
除算をした場合に、余りを求めたい場合があります。 余りを求める関数がmodulo …
- PREV
- 複数の色を用いてグラフを描く plot2d
- NEXT
- ifによる分岐と関係演算子・論理演算子