数値解析と制御のためのScilab入門

数値解析と制御のためのScilab入門では、行列、微分方程式、制御などの基礎的な計算を紹介しています。また、計算結果をScilabを用いたグラフィック表示による可視化について紹介しています。

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プロフィール

【サイト運営者】の
 きむら あきおです。

Scilabの興味を持った経緯について
ニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズムを用いた磁極最適化などに関するシミュレーションを主に行っています。このような計算にはFORTRANやC言語での作成がほとんどです。
これらの言語は、習得するまでには多くの時間を費やしなければなりません。とてもハードルの高い言語です。

しかし、Scilabはインタプリタ方式なので、わかりやすいのが利点です。
また、FORTRANやC言語は個人的に購入して使用するには、値段も高額でですが、Scilabは無料で使用できます。


Scilab はフランスの国立研究機関INRIA(Institut National de Recherche en Informatique et en Automatique) とENPC (Ecole nationale des pontset chausses: イー・エヌ・ペー・セー)でシステム制御や信号処理向けに開発された数値計算ソフトウェアで、信頼のあるソフトです。


Scilabはフリーで常にヴァージョンアップもされているフリーのソフトです。無料でこんな素晴らしいソフトを物作りや社会現象などの予測に使っていただきたいと思い、本サイトで紹介することにしました。

【scilabに関する動機】

社会の構造が変化する中で、色々な知識が要求されるようになってきました。福島原発事故に見られるように原子炉の温度分布、空気の流れ、そして海水の流れなどの予測に数値シミュレーションが利用されています。


そこで、個人的にシミュレーションを行って見たいと思う方を対象に、scilabの使い方を紹介することにしました。記載するプログラムは、実行した結果をそのままお届けしたいと思っています。

また、これから使用してみたいという方を対象にマニアル的ですが、Scilabの使い方を簡単なプログラムを通して紹介してみることにしました。


数値解析のソフトに興味が有り、scilabを使用を検討している方は、一度使用してみる事をお薦めします。

計算結果のグラフはコマンドレベルで表示できるので、出来る範囲内で行ってみたいと思っています。興味のある方ならある程度使い方を覚えると、色々と活用できるのではないかと思っています。


数ステップの簡単なプログラムでも、実際に実行してみるとちょっとしたミスを見つけるために多くの時間を費やすることが多々あります。そこで、例題を実行して体験をしてみて、それから自分でプログラを作ることをおすすめします。


繰り返し計算、関数の使い方、グラフィック表示、微分方程式等を主に取り上げて行ってみたいと思っています。

記載したプログラムについては、効率の良いプログラムとかの追求ではなく、数式の計算が確実になされているといいとしています。

制御関係、微分方程式、方程式の解法なども取り上げて行きたいと思っています。
特に初心者でもある程度理解できるようにするつもりです。数式などは参考書などを例にして理解してください。

数学に苦手な方でも、興味が持てるようにしたいと思っています。
【趣味】
デジタルカメラを片手にしての散歩が好きです。道路や公園などに咲いている花や、風景写真などを撮っています。パソコンに取り込んで楽しんでいます。
ゴルフの打ちっぱなしは、健康管理に行っています。筋力トレの一環として行っています。

質問等は、お問い合わせよりお願い致します。

公開日:
最終更新日:2015/07/03