数値解析と制御のためのScilab入門

数値解析と制御のためのScilab入門では、行列、微分方程式、制御などの基礎的な計算を紹介しています。また、計算結果をScilabを用いたグラフィック表示による可視化について紹介しています。

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多項式による定義 poly

   

多項式の計算について。
Silabでは多項式と有理式を定義できます。また、有理式は部分分数に分解ができます。

  •  多項式による定義:poly
  • 多項式の定義はpolyを用いて定義できます。根による定義、係数による定義、行列による定義ができます。また、多項式の表示は、低次の係数から順に並べられます。

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    (1)根による定義

    例として、多項式 を定義します。多項式の根が2,3であるので、次のようになります。

    1. p1=poly( [2 3],’x’)

    p1 =
    2
    6 – 5x + x

    poly( [2 3],’x’)の2,3は根で、xは変数で、 を展開します。表示は と次元の低い方から表示されます。

    (2)多項式の係数による定義

    poly(v,”x”,”coeff”) は記号を”x” とし,vのエントリを係数とする多項式を作成します。多項式の係数を記述する場合は、多項式の低次の係数から順に記述します。
    例として、多項式 を定義すると、次のようになります。

    ex-008-002
    1. p1=poly( [ 8 -6 1],’x’,’coeff’)

    p1 =
    2
    8 – 6x + x

     poly( [ 8 -6 1],’x’,’coeff’)は多項式の次元の低い方から の係数を[ 8 -6 1]と記述し、coeffにより定数項が8となります。


     - 多項式, 数値計算

            

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