複数のグラフィック・ウィンドウを開く scf
グラフを重ね書きをしないで、表示させたい場合に scf を用いるととても便利です。
複数のグラフィック・ウィンドウを開くには、scfを用いると複数のウインドウを開くことができます。開いたグラフィック・ウィンドウにはヘッダ番号が自動的に付きます。次のプログラムを実行して図を描くことにします。
1. clf();
2. x=[0:%pi/100:4*%pi]’;
3. y1=sin(x); y2=cos(x);
4. scf(); plot2d(x,[y1 y2]);
5. y3=0.5*sin(x); y4=cos(x);
6. scf(); plot2d(x,[y3 y4]);
1行目は、グラフィックウインドウにごラフが表示されている場合に、消去します。
2行目は0 から 刻みが3.14/100 で 4π まで描く範囲を、配列で指定します。
3行目でy1、y2を計算します。
4行目のscfで、3行目で計算したy1、y2をグラフィック・ウインドウ1に表示します。図(a)のように描画されます。
5行目でy3、y4を計算します。
6行目のscfで、5行目で計算したy3、y4をグラフィック・ウインドウ2に表示します。図(b)のように描画されます。
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