複数の色を用いてグラフを描く plot2d
ヒトツノウインドウにラインの色を変化させて、数個のグラフを重ねて表示することにします。
グラフィック・ウインドウに複数の色を用いてグラフを描く場合には、それぞれの色を指定します。次のプログラムを実行して図を描くことにします。
1. clf();
2. x=0:0.01:2*%pi;
3. y1=cos(x); plot2d(x,y1,1);
4. y2=sin(x); plot2d(x,y2,2);
5. y3=2*cos(x); plot2d(x,y3,3);
6. y4=2*sin(x); plot2d(x,y4,4);
7. y5=3*cos(x); plot2d(x,y5,5);
8. y6=3*sin(x); plot2d(x,y6,6);
9. y7=4*cos(x); plot2d(x,y7,7);
3行目のy1でcos(x)を計算した後、plot2d(x,y1,1)でグラフを描画します。plot2dのy1の後の1は線の色で黒線となります。
4行目は青、5行目は緑、6行目は水色、7行目は赤、8行目は紫、9行目は黄となります。4~9行においてそれぞれの色でグラフが同一グラフィック・ウインドウに図のように描画されます。
SciNotesにプログラムを記載して、実行することが前提です。記載すると図のようになります。
プログラムを実行すると図のようになります。エディターに慣れておくと、プログラムを作成する場合効率よくディバックできます。
図のようなグラフが表示されるとOKです。
グラフの線の色を指定する場合には、色記号を用います。plot2d(x,y,“色記号”)の色記号の部分に、任意の色を指定すると希望の色で描画できます。
plot2dのカラー記号
色記号 色
1 黒
2 青
3 緑
4 水色
5 赤
6 紫
7 黄
8 白
9 紺
一つのウィンドウに多くのグラフを表示する場合には、色などで識別すると見やすくなりますので、こ好んで使用するといいです。
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