グラフに文字列を描画 xstring
グラフに項目たタイトルの文字列を描画して見やすくする方法があります。
描画するグラフにタイトル付けるには、xstringを用いると表示することができます。
xstring(x,y,str,[angle,[box]])
とすれば、x,yは文字列の表示位置の座標で、strは文字列の行列、angleは時計回りの角度(単位:度)です。angleがデフォルトの場合に角度は 0となります。boxは1を指定すると文字列が四角で囲まれます。
例として、sinとcosの曲線の横に「sin」「cos」の文字を表示することにします。ただし、sinの文字を位置はx=1.3 ,y=0.8、 cosの文字の位置はx=4.7, y=-0.8とします。
次のプログラムを実行すると図を描くことができます。
1. clf();
2. t=0:0.04:2*%pi;
3. y1=cos(t); y2=sin(t);
4. plot(t,y1,’+’,t, y2,’.’ );
5. //cos, position: x=4.2 y=-0.8
6. xstring(4.7,-0.8,’cos(t)’)
7. //sin, position: x=1.3 y=0.8
8. xstring(1.3,0.8,’sin(t)’)
9. xtitle(‘三角関数(sin,cos)’,’angle’,’value’)
3行目でy1、y2を計算します。
4行目でy1を“+“で、y2を”.“で表示します。
6行目でcosの文字をx=4.7, y=-0.8の位置に表示します。
8行目でsinの文字をx=1.3 ,y=0.8の位置に表示します。
9行目でグラフのタイトル“三角関数(sin,cos sin)”の文字を表示します。
上のプログラムを実行すると、図のようなグラフが表示されます。
図に示すようにグラフのタイトルや軸のタイトル、グラフ内に名称を付けることができます。
グラフにタイトルや文字列を描画するには xstring の利用の仕方が理解できたかと思います。
いろんなグラフに活用で、資料などに使用する場合には、見栄えもいいです。
本プログラムは実行したものを掲載してありますので、うまく表示できない場合にはミスをチェックしてみて下さい。
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